WordPressは非常に便利なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ですよね。
通常のSEOなんかを意識したWordPress生成のwebサイトがある状態で、
普段から使い慣れたWordPressでリスティング広告(PPC)のLPを作る場合、
- PPC専用で1カラムのページをサーバー内に用意するか?
- そのままサイトのデザインに合わせて2カラム(あるいは3カラムなど)で生成される普通のページへ誘導するか?
ここが悩みどころです。
そもそもですが、LPを作る場合1カラムがいい場合と2カラム(複数カラム)がいい場合があります。
それは取り扱う商品や商売、情報の属性によって変わってきます。
目次
ランディングページは1カラムがいいか2カラムがいいか?
実際にそのジャンルのリスティング広告による誘導ページを見ていて感じたことを以下にまとめてみます。リスティング広告の場合、ずっとそのページへ誘導しているということはそのページ(1カラムや2カラム)で儲かってると定義づけ出来るはずなので実際に出ている広告ページを見ることで参考に出来るはずです。
1カラムLPのほうがいい業種(商品)や事例
- 美容アイテム(化粧品や洗顔用品など)
- 身体的な悩みを解決する商品
- 独自のツールや情報商材
- アフィリエイトによる広告リンクのクリック狙い
- エリアや業種を特定した場合の求人サイト
などと思い浮かびます。
他社に競合する製品やサービスがあってもその商品のオリジナリティをより強調したい場合、1カラムのLPのほうがいい。
ある程度商品の選定比較ができているユーザーに対して直接売り込みたい場合1カラムのLPが効果的。
アフィリエイトの場合
余計なものを視界にいれさせず販売元のLPへ高確率で飛ばしたい時に1カラムが効果的。
要はピンポイントでターゲットにリーチできていれば1カラムがいい
情報商材やツール販売のようにピンポイントでアクセスを誘導させた場合、縦長の1カラムLPをアクセスユーザーに読ませることで最後のクロージングが活きてくる。
なので総括すると1カラムのLPが良いのはピンポイントのターゲットユーザーに訴求した商品や製品を売り込む場合となるはずです。
いわゆるビッグワードではなくロングテールワード向けという認識でよいかと思います。
2(複数)カラムLPのほうがいい業種(商品)や事例
- 税理士などの士業
- パソコンやiPhone修理など機密を扱うサービス
- 不動産ポータル(物件比較サイト)
- 選ばせる求人サイト(アルバイトなど比較対象が必要な場合)
- 何らかのポータルサイト
2カラム(複数カラム)のLPを採用すべき事例ではこんな感じの業態が思い浮かびます。
カラムが多ければいいというわけではありませんが、グローバルナビやサイドバーを用いてサービス料金やサービス内容をより理解してもらうことは購買決意を決定づける要素になります。
航空会社(JALやANA)などではカラムとかそういう概念ではなく、単純にユーザービリティ重視ですよね。
カラムが1個でも2個でもいいので使い勝手が良いかどうか?
が最も重要という業態やサービスジャンルもあるということの理解が重要です。
いや、どのジャンルもユーザービリティ重視の結果ですね(^o^)
税理士の場合
法人化の手続きなど単体のサービス入り口を考えれば1カラムのほうが良い場合もあります。しかし、税に関わる様々な問題に対応出来る事務所(あるいは人)であると理解してもらうために個々のサービス案内や事例集、料金ページなどへユーザーが遷移出来るサイトへ誘導するほうが問合せ発生率が高まる場合が多い。
iPhoneやパソコン修理の場合
壊れる箇所によってサービス料金も異なり、どの症例も発生率が似通っていれば、料金やサービス内容など総合的な情報を複数ページに渡って案内しているほうが信頼感を与えやすい。そのため1カラムLPよりも普通のサイト(各ページへのリンクが有るオフィシャルサイト)などへ誘導するほうが向いていると考えられます。
一般的な求人サイトの場合
アルバイトや一般職では、職種が限定されているものの案件が生まれては消えるという性質があります。リスティング広告で飲食やITなど業種選定でアクセスを集める場合はその業種に特化した求人情報掲載ページへ誘導すればいいと考えられます。単独案件を紹介するページへの誘導というのは募集人員が大きければコスト面でペイ出来ることもあるでしょうが一般的にはコストパフォーマンスは悪くなるはずです。さまざまな業種の求人案件をサイト内で検索したり行き来出来るページへ誘導するほうが定着率も替りリピート率にも影響を出しやすいためLPは1カラムよりもグローバルナビがある、あるいはサイドバーなどによってサイト内回遊させるページへの誘導が望ましいと考えられます。
看護師や薬剤師の場合
特定職種(看護師、薬剤師)などの場合は職種が限定されています。またユーザーは病院の求人情報や条件を個別に見つけることが面倒なため仲介ビジネスのLPが大半を締めます。検索結果に出てくるPPC誘導サイトはほとんどが1カラムでのLPになってますが、これは紹介サービスへのエントリーをコンバージョンとしているため、ターゲットが必要とする待遇面での訴求オンリーで他社競合と露出合戦をします。病院の求人サポートというサービス内容からみて閲覧者にその場で比較させるよりも一旦利用ユーザーとして囲い込むことで紹介マージンを取るビジネスモデルであるため多くの情報へ遷移させるよりも「待遇アップ、悩み解決」をドンと打ち出してまずは登録タイプの1カラムLPであるべきと考えられます。
では、
WordPressで1カラムLPを作るにはどうすればいいのか?
僕は個人的にWordPressはホームページ作成ソフトであると思ってます。
ただし、1カラムのページかつ他のページとは違うデザインの独自ページを生成するにはデフォルトのWordPressでは困難です。
どうしてもWordPressで1カラムページを生成させるのであればそのような機能を織り込んだWordPressテーマを使ってサイト全体を構築するのが一番便利です。テーマ変えるだけで1カラムでも3カラムでもページごとに変えれるテーマはいくつか存在します。
既にサイトがあるのに新たにLPのために違うテーマを使うのもどうかな?と思えますので、そういう場合は外注でLP専用ページを作成してもらうか、独自のLPを用意すればいいだけですね。
個人的にリスティング広告アフィリエイトでも
WordPressの2カラムでこのサイトと同じテーマ使ってますが、サイドバーやトップページにアイキャッチ画像がある時と無い時で同じ内容のページでもサイト内の回遊率で150%増加、コンバージョン率で120%増加してました。
そういう事例(業種や商材ジャンル)もあるので
LP = 1カラム
という考え方は少々荒っぽいのかもしれませんね。